聖書100週間の歩み

img04

聖書100週間は1974年、東京カトリック上野教会から始まりました。全聖書を信徒の仲間と共に通読するプログラムを作られたされたのは、パリ外国宣教会のマルセル・ルドールズ神父様でした。ルドールズ神父様は信徒の信仰再教育の必要を痛感されて、皆と共に聖書を読む方法を発案されたのです。ルドールズ神父様はご病気で帰国されるまで、聖書100週間の普及に尽力されました。聖書100週間の歩みを簡単に見ましょう。

*1974年:
聖書100週間が始まる
*1991年:
東京新宿区信濃町の真生会館学習センターを拠点とする
*1993年:
「聖書100週間奉仕者コース」が始まる
小教区の求めに応じて、働き手としての奉仕者養成を目的にした「奉仕者養成コース」が始まりました。聖書100週間を修了した方々を対象にしたコースです。このコースを修了された方々が「聖書100週間」の普及のために、奉仕者として各地で活躍されています。援助会のSr.永田は、ルドールズ神父様が「聖書100週間」を始められた時から、一貫して神父様を支えられました。さらに「奉仕者コース」では、奉仕者として活動できる信仰者を育てることに懸命に力を注がれました。
*2002年:
ミシェル・クリスチャン神父様「聖書100週間連絡会」代表に
2001年ルドールズ神父様が母国にお帰りになった後、淳心会のミシェル・クリスチャン神父様がルドールズ神父様の活動を引き継がれました。神父様は新たに「聖書100週間連絡会」を設立されました。
*2007年:
Sr永田 柏(援助修道会)が「聖書100週間連絡会」の代表に
この年クリスチャン神父様が病のためにベルギーに帰国されました。神父様の意志を引き継いで「聖書100週間連絡会」の代表にSr永田が就かれました。
この時期に髙見三明大司教様が、皆の要望に応えて「聖書100週間連絡会」の顧問司教となられました。
*2008年:
「オール」誌発行
連絡会では「オール」と題する連絡会会報誌の発行を始めました。
「オール」はヘブライ語で「光」の意味です。クリスチャン神父様が2002年の1号から6号まで発行された連絡会会報誌を、「オール」の名に改めて、7号から12号まで、Sr永田が代表を辞されるまで発行しました。
*2014年:
大山悟神父様が聖書100週間連絡会の代表に
1974年に聖書100週間の立ち上げからルドールズ神父様と共に活動してこられたSr永田が2014年3月、連絡会代表を辞されました。4ケ月後の7月、東京カトリック神学院の大山悟神父様が、連絡会の代表に就かれ現在に至っています。大山神父様は奉仕者コースを担当されています。
東京の上野教会から始まった「聖書100週間」は日本のみならず、世界に広がっています。ルドールズ神父様編集のテキストは数カ国語に翻訳されて使われています。韓国、台湾、ロシヤ、英語、フランス、ベトナム、ミャンマー、インドなどです。スペイン語の翻訳も進んでいます。アフリカでは援助修道会のシスターが懸命に奉仕者養成に活動されています。